【セキュリティ】悪意のあるボットからWebサイトを守る対策
ウェブスピードのセキュリティ機能には、「ボット(bot)」をブロックする機能が標準で実装されています。
目次
ボットとは?
インターネット上で自動的に動作するプログラムを「ボット(bot)」と呼びます。ボットはプログラムであるため、自動的に膨大な量のアクションを実行することができ、人間の作業では到達できない速度で実行し効率化を図ることができます。このボット自体は様々な目的で使用され、ウェブスクレイピングや自動化されたタスクなど、合法的な目的で使用されることがあります。
しかし、そのボットの機能を利用して、攻撃者が悪意のある目的で使用することも多くあるため、Webサイトやアプリケーションに対するセキュリティには注意が必要です。
例えば、ボットによって自動的にログインを試行してアカウント情報を乗っ取り、クレジットカード番号やパスワードなどの個人情報の収集を目的とした「ブルートフォースアタック」や、スパムメールを自動的に送信する「スパムボット」、大量のリクエストを送信してサーバーをダウンさせる「DDoS攻撃」などが上げられます。
ボット対策について
悪意のあるボットへの対策として、以下のような対策を組み合わせることで、セキュリティを強化することができます。また、セキュリティの向上と同時に、常に最新のセキュリティパッチを適用し、システムの脆弱性を最小限に抑えることも重要です。
CAPTCHAやリンク検証などの技術手法
ボットはプログラムであるため、CAPTCHAやリンク検証などの、人間の操作だけでは難しい技術を使用することでボットを検出できます。
IPアドレスのブロック
悪意のあるボットは、多数の異なるIPアドレスからアクセスされます。そのため、悪意のあるアクセスを特定のIPアドレスからのものに限定することで、IPアドレスのブロックを使用してボットからのアクセスを拒否することができます。
ユーザーエージェントのチェック
ユーザーエージェントは、ウェブブラウザやアプリケーションが使用する識別子であり、悪意のあるボットは、ユーザーエージェントを偽装してアクセスすることがあります。ユーザーエージェントのチェックを使用することで、正規のWebブラウザやアプリケーションからのアクセスを許可し、偽装されたボットからのアクセスをブロックできます。
最新のセキュリティパッチの適用
システムの脆弱性を悪用することで、ボットはシステムに侵入することができます。最新のセキュリティパッチを適用することで、システムの脆弱性を最小化し、ボットの侵入を防止できます。
人間での監視
ボットは自動的に動作するため、悪意のある動作を完全に検出することが困難な場合があります。人間の監視を加えることで、ボットによる不正アクセスや攻撃を検出し、イレギュラーな事態に迅速に対応する必要があります。
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