UpdraftPlusを使用したバックアップ取得とそのメリットについて
皆様はWordPressサイトのバックアップはしっかり取っていますでしょうか?
一度サイトが壊れてしまうと、バックアップが無ければ二度と復旧することができません。そのような事態にならないためにも、事前にバックアップを用意しておくことをお勧めいたします。
本記事では、WordPress専用バックアッププラグイン「UpdraftPlus」について、その特徴とメリットについて解説します。
目次
UpdraftPlusについて
UpdraftPlusとは?
UpdraftPlus は、全世界で300万インストール数を誇るWordPress専用のバックアッププラグインです。
バックアップに関する豊富な機能と、操作の手軽さが多くの利用者に評価されています。
なぜバックアップが必要なのか?
では、まずバックアップを取る必要性について改めて解説します。
・データ破損の備え
皆さんがまず第一に思い浮かぶ理由としては、データを破損してしまった場合の備えとしてバックアップを取る事だと思います。
破損理由に関しても、ハッカーなどの悪意ある攻撃でデータが破壊されたり改ざんされたり、自然災害により、機器自体が壊れてしまう場合など様々です。
・サイト更新時のテスト環境
いきなり本番環境でサイト改修を行うのはリスクが伴います。以前のサイトを保存しておく事で、サイト開発中に問題が起こった場合でも、バックアップから元の状態に戻すことができます。
・過去のデータを復旧する
サイトを更新したものの、原因不明のエラーやバグに悩まされている可能性はゼロではありません。そのような問題が起きた際に、以前のサイトをバックアップから復元することで、以前のサイトとの比較が容易になります。
主な機能について
① 自動バックアップとスケジュール設定
UpdraftPlus には自動バックアップ機能が備わっており、2時間おきや毎週〇曜日など期間を設定することができます。
② 豊富なバックアップ保存先
保存先の種類が豊富にあり、無料版だけでも Dropbox / Google Drive / Amazon S3 / Wasabi / FTP など、多くのサービスと連携できます。
③ 部分的バックアップ
Webサイトの特定の要素のみバックアップを取得することも可能です。データベースやテーマファイル・プラグイン・アップロードフォルダなど、必要なデータだけを選択してバックアップできるため、ストレージを節約できます。
④ バックアップの復元
事前にバックアップしているデータが一覧表示されているので、対象を選んで復元ボタンをクリックするだけ。その際に復元するコンポーネントを選択できるので、余計な要素を排除して復元することも可能です。
他のプラグインとの比較
他にもバックアップを取得できるプラグインは存在します。代表的なサービスとUpdraftPlusとの違いについてご紹介します。
・BackWPup
UpdraftPlus との違いは、バックアップを各種クラウドストレージ(Dropbox・Google Drive・Amazon S3 など)やFTPに保存できますが、UpdraftPlusよりはクラウドストレージサービスとの連携が少ないといったデメリットがあります。
・Duplicator
こちらもサイト移行やバックアップが取得できるプラグインになります。UpdraftPlus と同様に操作が簡単であることがメリットですが、バックアップのスケジュール設定などの機能面が少ない側面もあります。
どのプラグインを使用するか困ったときは、その手軽さが特徴の UpdraftPlus をぜひ利用してみて下さい。
まとめ
以上、UpdraftPlus について解説しました。
UpdraftPlus は幅広い機能と連携サービスを提供し、バックアップと復元の管理を簡単に行うことができるため、多くのユーザーに人気のあるプラグインです。
サイト移行やバックアップにお困りの方は、ぜひご利用ください。