【セキュリティ】WebサイトにWAFを導入すべき理由
このようなことから、継続的にセキュリティを維持・強化したWebサイトを運用するためには、Webサイトに潜むセキュリティ上の問題点を正しく認識し、定期的に対策を施すことが推奨されています。今回は、セキュリティ強化の一つの手段として、WAF(Web Application Firewall)を導入する理由をご紹介します。
Webサイトへの攻撃の傾向
Webサイトを標的にする攻撃者の傾向として、主に以下の二つが考えられます。企業のWebサイトで利用しているソフトウェアなどの情報を調査・収集され、攻撃の被害に見舞われるケースが多くあります。
A. あらかじめ攻撃したいサイトを攻撃する(標的型)
B. ランダムに脆弱性があるサイトを探し攻撃する(無作為型)
A の攻撃の場合、大規模なWebサイトや大企業のWebサイトなどが狙われる傾向がありますが、B の攻撃のケースでは、攻撃の手間を避けるため、攻撃しやすいWebサイトが狙われます。
この場合、Webサイトや企業の規模は関係なく、攻撃をしやすいソフトウェアを利用しているWebサイトや、脆弱性のあるソフトウェアを利用しているWebサイトが被害を受けることとなります。
これらのような被害を防ぐ対策としては、利用しているソフトウェアを最新な状態で維持することが必要です。以下のような工程を定常的に実施することが推奨されます。
① 脆弱性の認知 | 利用しているソフトウェアの脆弱性情報を把握する |
② 対策の検討 | 最新のソフトウェアの情報を入手する |
③ テスト | バージョンアップ、パッチ適応して問題ないかを確認する |
④ 適応 | バージョンアップ、パッチ適応する |
WAF を導入する有効性
しかし このような工程を実施するには課題も存在します。
例えば、① のように 最新の情報をキャッチできるかどうか、または ③ のようにバージョンアップをして、Webサイトが正常に稼働するかどうか など、Webサイトを運営する企業によっては、迅速に対応する難易度は高いと言えます。その一方で攻撃については、脆弱性が認知された時点ですぐに実行される可能性があります。しかし WAF(Web Application Firewall)のサービスを導入することで、攻撃を受けるリスクを軽減し、セキュリティを高めることができます。
WAFとは、Webサイトが稼働するWebサーバーの前段ネットワークに設置することで、攻撃がWebサーバーへ到達する前にブロックするサービスです。危険度の高いソフトウェアの脆弱性が新たに発見された際には、WAF側で防御機能を更新することで、攻撃を受けてもブロックすることができるため、前述のような対策を迅速に実施できない場合においては、WAF の導入が推奨されます。
ウェブスピードが提供するWAF 機能について
ただし、WAF を導入するにあたり、別途 サーバー / インフラ の知識が必要であったり、WAF のサービスそのものが高額であったりなどの懸念点も存在しますが、ウェブスピードであれば、最初から WAF の機能が 標準で搭載された、WordPress専用のマネージドサーバーして提供しています。
つまりウェブスピードを利用することで、別途で WAF を追加導入することなく、企業のWebサイトのセキュリティを高める方法だと言えます。
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