【セキュリティ】Webサイトへのサイバー攻撃の目的

2023.05.04

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こんにちは、ウェブスピード サポートデスクです。

ウェブスピードでは、Webサイトをサイバー攻撃から防御するために、様々なセキュリティ機能が搭載されています。

今回は、ニュースなどで報道されるサイバー攻撃とは、具体的にどのような攻撃なのかを見ていきます。

サイバー攻撃の目的とは?

まず、サイバー攻撃を仕掛ける攻撃者の目的は多岐にわたりますが、Webサイトがサイバー攻撃を受ける可能性は非常に高いと言えます。

インターネット上に存在するWebサイトは、誰でもアクセス可能であり、そのため攻撃者も容易にWebサイトにアクセスし、攻撃を実行することができます。

また、Webサイトは一般的にオンライン上で情報が提供されるため、その情報が攻撃者にとって有用である場合も、攻撃の対象とする可能性があります。

経済的な利益

Webサイトを攻撃する攻撃者の中には、不正な手段で経済的な利益を得るために攻撃をおこなう者がいます。例えば、クレジットカード情報や個人情報を盗用するために、Webサイトを改ざんしたり、マルウェアを仕込んだりすることがあります。

政治的・社会的な目的

一部の攻撃者は、政治的・社会的な理由でWebサイトを攻撃します。政府や企業に抗議するために、Webサイトをダウンさせたり、Webサイトの改ざんを目的としています。

競合他社への妨害

競合他社への嫌がらせのために、Webサイトを攻撃することがあります。競合他社のWebサイトにDDoS攻撃を仕掛けたり、Webサイトの改ざんを目的としています。

スパムや広告の目的

Webサイトを攻撃する攻撃者の中には、スパムや広告を流すためにWebサイトを利用する者も存在し、Webサイトをハッキングして、不正な広告を表示させることがあります。

自己満足や承認欲求

一部の攻撃者は、単に自分のスキルを誇示したいだけの目的のために、Webサイトを攻撃する場合があります。攻撃者は、自分がWebサイトをハッキングできたことを示し、自己の承認欲求を満たします。

サイバー攻撃の種類について

Webサイトの攻撃方法には、以下のような一例があります。

パスワード漏洩による不正アクセス

攻撃者がWebサイトにログインするために使用されるパスワードを盗み、Webサイトの管理者アカウントに不正にアクセスして、不正な変更を加えることがあります。

SQLインジェクション攻撃

Webサイトの脆弱性を悪用して、データベースから不正な情報を取得したり、不正なコードを挿入することで、データベースを破壊する攻撃のことを指します。

SQLインジェクション攻撃では、Webサイトの入力フォームに対して、SQL文を含んだ入力値を送信することで攻撃を実行します。Webサイトは、入力された値をそのままデータベースに送信するため、攻撃者が送信したSQL文が実行されてしまいます。

ゼロデイ攻撃

ソフトウェアの脆弱性(セキュリティ上の欠陥)を利用する攻撃手法のことです。

攻撃者はその脆弱性を発見し、脆弱性をまだ修正していないソフトウェアに対して攻撃を実行します。攻撃対象が脆弱性を修正する前に行われるため、その攻撃に対する防御策が存在しない場合があります。

た、一度発見された脆弱性は、攻撃者によって悪用される可能性が高く、対応が遅れると深刻な被害をもたらすことがあります。そのため、脆弱性の発見や修正には迅速な対応が求められます。

フィッシング攻撃

偽装されたWebサイトやメール・SMS・SNSなどを用いて、個人情報や金融情報・パスワードなどの機密情報を不正に入手するための攻撃手法です。

フィッシング攻撃では、本物そっくりの見た目や文面で、ユーザーに対して偽の情報を送信し、本物のサービスや企業のように装って、ユーザーから機密情報を引き出そうとします。

例えば、銀行口座やクレジットカードの情報を不正に入手するため、偽装された銀行のWebサイトに誘導し、本物のサイトと同じような画面を表示して、ユーザーから情報を入力させ、その情報を盗み出すことができます。

サイバー攻撃を受けるとどうなる?

もし、サイバー攻撃を受けた場合、Webサイトや企業に対しては、以下のような悪影響を及ぼします。

ブランドイメージの損失

Webサイトが改ざんされると、例えば、攻撃者が偽のニュース記事や、製品情報を掲載するなどが予想されるため、ユーザーの信頼を失い、企業のブランドイメージを損ないます。

また、サイトのアクセスや売り上げが減少する可能性があり、企業の業績に悪影響を与えることがあります

セキュリティの問題

改ざんされたWebサイトは、攻撃者が不正なコンテンツを表示することができるため、悪意のあるコードやマルウェアがユーザーのデバイスにダウンロードされ、二次被害として広がっていく可能性があります。

また、この二次被害の影響により、攻撃者がユーザーのクレジットカード番号や個人情報を盗み出し、さらに、外部の攻撃者へ盗み出した情報を転売するなどの被害が予想されます。

まとめ

以上、Webサイトへのサイバー攻撃の目的と被害についてご紹介しました。

サイバー攻撃では、Webサイトにおいて不正アクセスや改ざん・DDoS攻撃・スパムメールの送信・ファイルの窃取などの攻撃が予想されるため、Webサイトを運営する管理者は、常にサイバー攻撃のリスクを認識し、適切なセキュリティを講じることが必要です。

Webサイトへのサイバー攻撃を未然に防ぐためには、強力なパスワードの使用、WAFなどのセキュリティサービスの導入・Webサイトの定期的なデータバックアップなど、様々な方法でセキュリティを強化することが重要です。

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