【セキュリティ】多要素認証(MFA)が重要な理由

2023.05.02

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こんにちは、ウェブスピード サポートデスクです。

ウェブスピードのアカウントのセキュリティを強化する機能として、多要素認証(MFA)のシステムが標準で実装されています。

今回はこの多要素認証とはどういったシステムなのかをご紹介いたします。

多要素認証 とは

多要素認証とは、Multi-Factor Authentication(MFA)とも呼称され、パスワードなどの単一の認証方法だけではなく、「複数の認証方法」を組み合わせてユーザーの身元確認をおこなう、アカウントのセキュリティを強化するシステムです。

多要素認証は、単一の認証要素に比べてセキュリティレベルが高く、アカウントへの不正ログインを検知・防止したり、パスワードの漏洩や盗難による不正ログインを防ぐことができます。(機密情報を扱う企業や金融機関などでは、多要素認証が義務付けられていることがあります)

※ 二要素認証との違いについて ※

「二要素認証」と「多要素認証」との用語の違いは、主に使用される業界や地域によって異なるため、同じ意味で使われることがあります。一般的には、日本でよく使用される用語としては「二要素認証(または二段階認証)」が多く、同じ意味で使用されることがほとんどです。

認証方法の組み合わせ

例えば、ユーザーが自分のアカウントにログインするために、自身が所有するスマートフォンなどの端末に送信されたワンタイムパスワードを使用した場合、そのログインは正当なものであると判断できます。

しかし、仮に攻撃者がパスワードを盗んだとして、そのアカウントにログインするために、セキュリティトークンや生体認証が必要な場合には、攻撃者はアカウントにログインできません。

また、アカウントにログインしようとする攻撃者が、別のデバイスから送信されたワンタイムパスワードを使用した場合も、多要素認証のシステムによってそのアクセスを拒否することができます。

パスワード(知識認証)

ユーザー名とパスワードの組み合わせ、またはPIN番号や秘密の質問への回答など、ユーザーだけが知っている情報を用いて、アカウントにログインする方法です。

セキュリティトークン(所有認証)

スマートフォンやアプリ・USBキーなどの物理的に所有するデバイスを用いて、アカウントに対する認証コードを生成し、SMSやメールなどで通知される、時間制限ベースのワンタイムパスワードやトークンを利用して、アカウントにログインする方法です。

生体認証

指紋認証や顔認証・声紋認証などの生体認証技術を使用して、アカウントにログインする方法

多要素認証を設定する方法

多要素認証の設定方法は、多要素認証の機能を提供するサービスによって異なるため、各サービスのドキュメントを参照する必要があります。また、多要素認証の設定方法に関するヘルプやチュートリアルも提供されていることが多いため、それらのドキュメントを活用することで、より詳細に設定方法を理解することができます。

① サービスにログインし、アカウントのセキュリティ設定を開きます。

② 多要素認証を有効にするためのオプションを探します。一般的には「二段階認証(Two-Factor Authentication)」「多要素認証(Multi-Factor Authentication)」、「セキュリティ設定(Security Settings)」といった項目になります。

③ 認証方法を選択します。認証方法には以下のようなものがあります。

・SMS による認証コードの送信
・認証アプリを使用したワンタイムパスワードの生成
・セキュリティキーによる認証
・生体認証(指紋認証や顔認証)による認証

④ 選択した認証方法に従って設定をおこなっています。例えば、SMS による認証コードを使用する場合は、電話番号を登録して、コードを受信するように設定します。また、認証アプリを使用する場合は、アプリ(Google AuthenticatorMicrosoft Authenticator など)をダウンロードして、アカウントとアプリを連携させます。

⑤ 設定が完了したら、再度ログインする際には、登録した認証方法を使って認証をおこないます。

まとめ

以上、多要素認証(MFA)の概要と設定方法をご紹介しました。

多要素認証では、一般的なパスワードに加え、追加で別の認証要素を必要とするため、より高度なセキュリティが確保されます。ただし、多要素認証を導入する際には、認証方法が外部に漏れることを避けるため、所有するデバイスやアプリの管理にも十分注意する必要があります。

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